一日目
出航
夏休みの始まって間もない7月27日。無人島アドベンチャーキャンプへ参加する勇者たちが集まってきました。これから無人島「松島」から生きて帰ってくることを目標にしたキャンプが始まります。松島での一泊二日のチャレンジには必要最小限の水と米と調味料、それに缶詰をいくつかしか持っていけません。その過酷な状況をグループで力を合わせてどう乗り越えるか。さあ、今年はどんなドラマがまっているのでしょうか?姫路港から家島諸島へ向けて大きな汽船が出航です!
到着そして…
汽船での旅は大波に揺られながら、風に吹かれてドキドキものでした。さて、家島諸島の西島にある「いえしま自然体験センター」に船が到着します。ここは島ひとつが自然体験のためにつくられた施設の中という全国でもめずらしい施設です。環境の似ているここで、松島無人島生活で必要な智恵や技術、そしてチームワークを磨きます。さらにもうひとつ、自分で頑張る力もおおいに磨きます。この無人島キャンプではたくましい子どもたちが育っていきます。みんなで船着き場にある地図を見ました。船着き場から見てキャンプサイトはなんと島の反対側です。島の丘越えで約二キロ。さあ、ここからみんなのチャレンジがスタートです!大きな荷物を抱えて、ひいひいふうふう言いながら丘を登り小休止。その先は眼下に瀬戸内海と家島諸島を望む絶景の崖の上の小道です。暑い太陽に頑張る気持ちが萎えかけた頃、下りにさしかかります。すると島の反対側にあるキャンプフィールドが見えてきました。今日からここで暮らすのです!
まずはお弁当♪
ようやく丘を越えて島向こうのキャンプサイトへ到着したみんなは、島のセンターの人から生活についてのアドバイスを聞きます。そのまま開村式をして、まずはお弁当です。池のほとりでグループごとに場所を決めて食べ始めました。まだぎこちないお互いに遠慮しながら、ちょっとしゃべってみたりしながらのお弁当でした。食べ終わるとさっそく遊びだす子どもたちです。池のいかだに乗ったり、そこかしこにいるアカテガニを捕まえたりと、あの丘越えの疲れはどこへやら。腹ごしらえをすませたみんなはとっても元気でした!
さあ、生活の場づくりです!
ここは無人島「松島」に比べれば何でもあるところ。水道も電気もトイレもあります。でも、昨日までいた家と比べたらやっぱり何にもないところのような気がします。そう、ここは孤島のキャンプ場。さあ、みんなで力を合わせて生活ができる村づくりを始めましょう!まずはキャンプのためのたくさんの器材をみんなで運びます。自分で使うものだけではなく、みんなが暮らしていくために必要な食料や炊事器材やライフジャケットなどを汗だくになって運びました。サイトへの搬入が終わると、次はテント分けとテントへの生活荷物の搬入です。テントは、二人で寝ます。もちろん男女は別ですが、テント生活は二人でします。そしてお互い初めて出会ったもの同士で組みます。このパートナーが信頼しあう一番の相手です。これが無人島アドベンチャーキャンプの一つ目の特徴です。様々な荷物を運び終えたら、今度はグループで話し合って食事の当番を決めます。これが二つ目の特徴です。毎日の食事は全て自炊です。毎回当番を決めてその当番の子が全員分をつくります。メニューはないしょ♪いただきますのその前までお楽しみにしておきます。さて、食事当番も決まったら、今日は初日なので全員で夕ごはん作りをします☆
夕ごはん
今日のメニューはホイル焼きです。ご飯を炊いて、具材をホイルに包んで。火を起こしたり洗い物をしたり。手の空いているものは片づけをしたりテーブルのセットをしたり。今日はたくさん学ぶことがあります。楽しい雰囲気ももちろん。しかしすべては松島での無人島生活を乗り切るための練習です。「そんなことでは松島で生きていけないぞ!」子どもたちも一生懸命。みんなのために何をしたら良いのか。そういうことがしだいにわかっていき、行動に移し出す。そんな第一歩の場面でした。
もちろん、夕食のホイル焼きはおいし〜くいただきました♪願わくば、明日からは海で取れた食材でホイル焼きをしたいなあ〜☆
グループミーティング
このキャンプのもうひとつの特徴として毎晩行われる「グループミーティング」があります。グループで、今日の一日を反省して、問題を解決したり、明日に向かって目標を立てたり、時には楽しい遊びをして盛り上がったりする、そんな時間です。「今日一日過ごして楽しかったこと、不安なこと、困っていること」これが今日のミーティングの最初に一人ずつ話すことです。この時はみんな自分自身に目を向けて、頑張って正直に話すのがルールです。また、まわりの人もバカにしたりは決してせず一生懸命聞くことがルールです。そしてグループのみんなで解決していきます。4年生の子たちはまだよくわからないことも多かったかもしれません。でも一生懸命頑張った姿をみんなで誉めあいました。これから、頑張っていこう!という意思確認の夜でした。
おやすみ
おやすみなさい。これからくる、心細い夜にみんなを送り出します。おやすみなさい。
「クモがいる〜」「懐中電灯がつかへん」「なんかすごい」
何かと理由をつけて、本部である炊事場へ来る子どもたち。そこには来ないでテントで何か見えないものと闘っている子たち。無人島の最初の夜は、こういう夜です。子どもたちが、一皮むける夜です。
今夜、本部炊事場でリーダーミーティングをしていたらカサカサ動くものがありました。椅子をつたって上ってきたセミの幼虫でした。ミーティングの最中、セミは脱皮し成虫になったのでした。
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※掲載写真は活動全体の様子を伝えるためのものであり、参加者それぞれの表情を伝えるためのものではございません。写っている子と写っていない子がおられるとは存じますが、ご容赦ください。尚、活動写真については参加者の方のみ事務局で購入することができます。詳しくは
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